起業後に分かった厳しい現実(税金と社会保険の恐怖)

今日は、私自身の体験談として、
起業後に感じた厳しい現実を綴っていこうと思います。

起業1年目として、意気揚々とやる気に満ちは触れている時に
誰もがぶつかるもの。

そう、それは、「税金」です^^;

起業自体のハードルは下がり、
若い人でも独立・起業をする人が多くなってきました。

私のように、組織ではなく、
1人でやっていくのに向いているタイプの人は
「個人事業主」

または

「フリーランス」
と呼ばれますが、今の日本では、まだまだ個人事業主やフリーランスには厳しい現実があることがこの税金によって思い知らされました。

厳密に言うと、「税金」「社会保険」です。

真っ先に、面食らったのがこの部分でした。

以前の私なら、起業はどんどんやるべきと、
人に勧めていたのですが、

実際に自分自身がやってみて思うことは、
「やはり、起業するってそう簡単なことではないな」
というのが率直な意見です。

今日のお話は、起業したいと思ってる人にとっては、
厳しい現実を伝えることになるかもしれませんが、

こういう現実もあるのだよということを知って、
起業する方が、色々と心構えと準備ができて良いと思います。

こういう厳しい現実はありますが、
私自身は、自分の決断に後悔はしていません^^

国民年金への切り替え

まず、行ったのが会社員時代からの、
厚生年金から、国民年金への切り替えでした。

周知の通り、厚生年金は会社が半分を毎月払ってくれています。

月々払う額は厚生年金も国民年金も1,6000円ほどと、
だいたいの払う額は同じですが、

年金として65歳を超えた時にもらえる額は大きく変わります。

どんぶり勘定ですが、

国民年金が月5万5000円

厚生年金が月14万5000円ほどと、

大きな差があります。

これは、個人事業主として知っておかなければならないところです。

基本的に個人として払う額は変わらないのに、
この差は泣きそうです(もちろん会社が払ってくれているわけですが)

この辺りは、会社に勤めているとあまりありがたみを感じていませんが、
個人事業主になると痛いほど、そのありがたさが分かります。

あと、会社員の専業主婦の人は、
会社が国民年金分を払ってくれるというのも、
会社員の特権です。

健康保険と国民健康保険 名前は似てるが?

次に、国民健康保険と健康保険を見ていきます。

会社員が入るのが、「健康保険」
自営業者、個人事業主が入るのが「国民健康保険」です。

名前がややこしすぎる^^;

市役所で変更の手続きに行った時、
名前を勘違いしてて、
少し恥ずかしい思いをしました。

また、起業当初、もし収入が月10万に満たないなら、
家族の健康保険の扶養に入るというのも1つの手です!

扶養に入ることで、年間十数万〜数十万がタダになります。
これは大きいです。

この国民健康保険の部分も、
会社にいた頃は、1万円ほど引かれているだけだと思いますが、
国民健康保険となると、ぐっと負担が増えます。

忘れた頃にやってくる住民税

住民税は、前年度の年収から計算されて請求されるのは、
有名ですので、ご存知の方も多いと思います。

起業ではなくとも、転職した経験がある方なら分かると思いますが、

退職して収入がなくなっても、
前年度分の給料から計算されて請求が来るので、
こちらも、びっくりな負担になります。

所得税

そして、こちらは所得税です。

会社員の場合は、会社が社員の分を代わりに行ってくれますが、
個人事業主の場合、1年間の売り上げを自分で確定申告しなければいけません。

ですので、何が経費になるか自分できちんと理解しておく必要がありますし、
会計ソフトを使って、1年間の利益を計算していきます。

慣れれば、めんどくさいだけでなんてことはないのですが、
最初はこれは難しく感じるかもしれません。

青色申告は必須です。年間65万円を控除してもらえるからです。

税務署に開業届けを出すのも、
「所得税を私は納めています」という証明なのです。

さらに個人事業税なんてものも・・

こちらは、業種によってかかるものと、かからない業種があるのですが、
年間290万を超えた場合、この個人事業税というものがかかってきます。

個人事業税のかからない仕事は何か?知っておくとよいと思います!

個人事業税は、翌年の確定申告の際、
費用化できるのがポイントです。

事業所得+65万(青色申告)ー290万=出た金額×5%が個人事業税ということになります。

1000万を超えると消費税が・・

これは嬉しくもあり、悲しくもあるのですが、
1000万円を超えてくると、消費税というのがかかってきます。

500〜600万くらい稼げるようになった時点で、
会社(法人化)にするというのは1つの目安だそうです。

このあたりくらいから税金の負担が、
個人の方が負担になってくるということです。

その他

他にも、自動車税や車検など、

いろいろな出費が負担になります。

個人事業主になると、会社員時代の数十倍、
税金に対して敏感になります^^

こんなに、たくさんの種類、たくさんの金額を
私たち日本人は払っているのだなと。

身をもって勉強させられるわけです^^;

今の日本はやはり、どうみても、会社員が優遇されているのが
さまざまな面から見えてきます。

あきらかに金銭面からしたら個人事業主には厳しいようにみえます。

個人事業主の1番のメリット

でも、個人事業主にも多くのメリットがあります。

それは・・・

売り上げに限界がない

ということです。

会社員ではせいぜい給料に限界がありますが、

本当に自分の努力や工夫次第で、
収入は青天井です。

そこにロマンがあります^^;

そして、やはり、

時間的が自由に使える

といのも大きな魅力です。

ですから、私自身は個人事業主になって後悔はありません。

税金などの制度のことも勉強しながら、
いろんな自分のいろんな工夫次第で状況を変化させていけるのは、
とてもスリルがあってエキサイティングです^^

安定が好きな人には、起業は向いていないかもしれませんが、
ただ、今の時代何をもって安定と言えるのかもわからない時代になってきています。

そんな中、「起業」という一つの選択肢をとってみるのも、
今の時代は十分にありだと思えるのです。

制度的に、どういう手続きをしなければいけないのか、
もし起業に興味のある方は色々調べてみてください^^

それだけでも、本当に勉強になります。

そして、メリットもデメリットも知った上で、
自分ありのベストの選択をすることで、

豊かな人生が歩めるのではないでしょうか?

今日も読んでいただいてありがとうございました^^

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